今日は救急法訓練
隊長と次長は2級章以上向けの地区救急法講習会に参加のため初級スカウトはお休み…
ではなく副長と一緒に救急法の訓練です
夏キャンプに備え活動中に起こりうるトラブルを想定した内容です
「ではまず人工呼吸をぉー!」
「えぇーー!?」
「僕の初めてがー!そんなー」
「やりませんよー」
「ほっ…」
ノリのいいスカウト達で副長は楽しいです
(心肺蘇生法は健康な人に対して行うと大変危険なので今回はやりません)
というわけで本日は座学中心
まずは救急法の意義、傷病者の観察、応急処置の流れ
なんで救急法を学ばなければならないのかという救急法の基本をみっちり
最初は熱中症の各分類と症状、応急処置と予防法を
ここ埼玉では35℃を超える猛暑日があるのでとても大事
熱中症は自覚症状がとかく薄いのでとにかく予防が重要!
次に熱傷の各分類、症状、応急処置
夏キャンプでは薪を使っての炊事メインなのでやけど対策
「みんなはやけどした事あるのかな?」
「ちょうど昨日フライパン触ってやけどしちゃって水ぶくれできましたー」
あらあらなんてタイムリー(汗)
実体験があると分かりやすいです
やけどの水ぶくれは破いてはダメ
ちなみにマメの水ぶくれは破いてから消毒の後に絆創膏
(ここは結構混同しがち)
やけどは感染に注意!
「僕は歯医者で麻酔打った後に熱いもの飲んで舌やけどしましたー」
というので低温やけどと気道熱傷についても触れておきました
火事の際には絶対煙を吸ってはいけません
そして裂傷
これから刃物を扱う機会が増えてくるのでしっかり覚えましょう
動脈と静脈、止血点、直接圧迫止血帯法と間接圧迫止血帯法を勉強
食中毒、ショック状態、眼球内の異物混入、鼻血の応急処置も勉強しました
包帯と三角巾の基本的な使い方と注意点
ハイキング中、足首をあらぬ角度に曲げちまいました、という例で
締め過ぎからくる鬱血に注意しましょう
三角巾の使い方があやしい(隊長より)
(元気が取り柄のスカウト、実際にやっちまいそうなので不安この上ないです)
チーフを三角巾に、手旗を添え木に、衣服を包帯に
使える物はなんでも使って臨機応変に対処しよう
なので手旗とTシャツで急造担架
手旗は白旗赤旗ワンセットになっているのでもう一つ作れば十分人は運べるのですね
(今回はTシャツがビロンビロンに伸びてしまうので持ち上げる程度で、担架として十分使えるのがわかってくれればOK)
手旗は何かと応用が利くのです
人が倒れています!大丈夫ですかー?意識ありますかー!の訓練
…には到底見えなそうですがちゃんとやってます(汗)
意識があるケースと無いケースでは患者搬送の難易度が全く異なる、という事例で
患者の意識が無い時は大抵予想より重くてまぁまぁ歩けないです
「副長がハイキング中倒れてしまったらどうする?」
「置いてきます!」
と、力強く即答
(1対2、1対3、1対6の搬送法も学習)
今日はかなりたくさんの内容をいっぺんにやったのでよく復習して身につけていきましょう
これらをいつでも自分できちんと説明、実演できれば救急章も近いです
が、まだまだ先は長いです
同じ内容を繰り返し訓練していきましょう
(虫害、獣害についてはできなかったので次の活動に持ち越し)
初めての救急法訓練はこんな感じで割と楽しく?やりました
今度は2級章を取得したら講習会ですね